前回の記事で「ホームポジション」という最強のセーブポイントを手に入れたあなた、おめでとうございます!
「まだホームポジションが不安…」という方はこちら!
正しい指の定位置を覚えると、少しずつ手元を見ずに打てるようになってきて、タイピングがどんどん楽しくなってくるはずです。
そんな風に少しずつ慣れてくると、ふとこんな疑問が湧いてきませんか?
「『し』って、siとshi、どっちで打つのが正解なんだろう?」
「『ふ』は、huとfu、どっちが速いの?」
これらは学校やPC教室では「どっちでもいいよ」とスルーされがちですが、実はタイピングの世界には「無駄な指の動きをミリ単位で削り落とす、ローマ字入力の最適化」という奥深い領域が存在します。
今回は、喋るスピードとほぼ同じ速さで文字が打てる私が、実際に使っている手元の秘密を包み隠さずお話しします!
【結論】ぶっちゃけ初心者は「今すぐやらなくていい」
最初に読者のあなたを安心させるために、驚きの結論からお伝えします。
このローマ字の打ち分け(最適化)は、ぶっちゃけてしまうと「今はやらなくても良い」が最終結論です!
「えっ、教えてくれないの!?」と思った方、ちょっと待ってください。これには明確な理由があります。
今のあなたの「目的」に合わせてステップを踏む
タイピングの上達において最も大切なのは、「今の自分が何を目的としているか」に合わせて、一段ずつ階段を上ることです。
今回お話しする「最適化」は、これらをすべてクリアして、「もうこれ以上はどうやってもタイピングスピードが上がらない!」と限界を感じた上級者が、次に手にするべき秘密兵器なのです。
ですので、まだ始めたばかりの方は「へぇー、そんな世界があるんだな」と、読み物として気楽に楽しんでくださいね。
筆者も「最適化の練習」なんてしたことがない
実は私自身も、過去に「よし、今日からローマ字の最適化の特訓をするぞ!」と机に向かったことは一度もありません。
日々パソコンで仕事をしたり、趣味で寿司打をやり込んだりしている中で、
筆者
あれ?こっちのキーで打った方が、指の移動が少なくて圧倒的に楽だし速くない?
と、より快適なルートを模索し続けた結果、いつの間にか今の打ち方が体に染み付いていただけなのです。
肩の力を抜いて、「指が楽になるコラム」のような感覚で読み進めてみてください。
最速の鉄則:打鍵数を減らし「左右交互」に叩け!
それでは、私が実際に使っている「とある5文字」の最適化ルートを公開します。
タイピングのスピードを極限まで高めるための鉄則は、「打鍵数(文字数)を減らすこと」、そして「できるだけ左右の手を交互に動かすこと」です。
「し・ち・つ・ふ」は短い方を採用する
基本として、私は以下の4文字はすべて文字数が少ない「2文字ルート」を採用しています。
- し ➔
si(shiは3文字なので無駄) - ち ➔
ti(chiは3文字なので無駄) - つ ➔
tu(tsuは3文字なので無駄) - ふ ➔
fu
ここで注目してほしいのが「ふ」の入力です。
「ふ」はhuでも2文字ですが、私は絶対にfuで打ちます。
なぜなら、huだと「H(右手)➔ U(右手)」となり、同じ右手が連続で動くため指が忙しくなってしまいます。
しかし、fuにすれば「F(左手)➔ U(右手)」となり、綺麗な「左右交互打鍵」が成立して、指の負担が半分になるからです。
【こだわり】セオリーを無視してあえて「じ=ji」で打つ理由
一方で、セオリーをあえて無視している文字もあります。それが「じ」の入力です。
効率だけを求めるなら「じ」はzi(2文字・左手➔左手)が最短ルートなのですが、私はあえてjiを採用しています。
私が「じ」をjiで打つ理由は、左手小指を「A」の位置に置き続けたい(ホームポジションをガチガチに維持したい)からです。
あと、シンプルに「Z」のキーを押すのが大の苦手だからです(笑)。
jiにすると「J(右手)➔ I(右手)」と、右手の連続タイピングになってしまいます。
しかし、苦手な「Z」を無理に狙ってホームポジションを崩すくらいなら、慣れ親しんだ右手だけで優雅にjiと連打した方が、結果的にミスも減って速いのです。
※ちなみにザ行のすべてをJで解決できるわけではないので、あくまで「じ」だけの限定技です!
筆者
このこだわりを矯正しないと次のステップには進めないんだろうなぁ…
小さい文字と「ん」をミリ単位で削り取る技術
ここからは、さらに指の移動距離をミリ単位で削り落とす「小文字」と「ん」のチート技について解説します。
拗音(しゃ・しゅ・しょ)の好みと、単発小文字(lとx)の使い分け
「しゃ・しゅ・しょ」などの拗音を入力するとき、私は「h」を使わず、すべて「y」を使う派です(sya syu syo)。
これは単純に好みの問題が大きいですが、打鍵数が少なく、指が迷子になりにくいルートを固定しています。
また、文章を入力していると、たまに「ぁ」や「っ」を単体で打ちたい場面がありますよね。 一般的にはキーの前に「L」か「X」をつけますが、私はこれらをその都度ハイブリッドで使い分けています。
小文字単発の使い分けルール
- 次に打つ文字が「右手」の担当なら、小文字は左手の「X」で打つ
- 次に打つ文字が「左手」の担当なら、小文字は右手の「L」で打つ
目的はやはり同じで、「同じ手で連続してタイプするのを防ぎ、左右交互のリズムを崩さないため」です。
これを意識するだけで、小文字が絡むタイピングの滑らかさが劇的に変わりますよ。
「ん」を「n1回」で済ませるチート級のメリット
そして、最も打鍵数を削減できる大技が「ん」の入力です。
「ん」はnnと2回叩くのが基本ですが、私は普段、基本的に「n」の1回だけで済ませています。
例えば「しんぶん」という単語を打つとき、律儀にsinnbunnと打つと8打鍵ですが、最適化して途中の「ん」を省略するとsinbunnの7打鍵で終わります。
「え、でも1回だけだと、後ろの文字と繋がって別の文字になっちゃわない?」と思いますよね。
その通りで、後ろにナ行(な・に・ぬ・ね・の)や、ア行(あ・い・う・え・お)、あるいは「ん」自身が来るときだけは、n1回だと正しく変換されません。
そのため、私の脳内では以下のようなシンクロが行われています。
「ん」を入力するときの脳内処理
基本はすべてn1回。ただし、頭の中で「あ、次にナ行やア行が来るな」と察知した瞬間だけ、無意識に指がnnと2回叩くモードに切り替わる。
最初はややこしく感じるかもしれませんが、マスターしたときの「打鍵数がゴリッと減るメリット」は計り知れません。スピードの壁を突破したい人は、ぜひ挑戦してほしいポイントです。
まとめ:自分の指が「一番ラクで速いルート」を見つけよう
今回は、一般的な教材では語られない、超上級者のローマ字入力の最適化テクニックをご紹介しました。
重要なポイントをもう一度おさらいしましょう!
- 最適化は「今すぐやらなくてOK」!限界を感じた上級者のための武器
- 基本は文字数を減らし、「左右交互」に打てるルートを選ぶ(
fuなど) - セオリーよりも、自分がミスせずホームポジションを維持できるキーを選ぶ(
jiなど) - 単発の小文字は、同じ手の連打を防ぐために
lとxをその都度使い分ける - 「ん」は
n1回をベースにすることで、打鍵数を劇的に節約できる
何度も言いますが、最初からこれらを完璧にこなそうとする必要は1ミリもありません。
まずは目の前の練習(ブラインドタッチの習得や、寿司打での黒字化)を全力で楽しんでください。
ローマ字入力を最適化して無駄な打鍵数を減らせたら、さっそく実戦で試してみましょう。
e-typingの「腕試しチェック」でスピードと正確率のボトルネックを分析する方法は、以下の記事を参考にしてみてください。
さらに「よし、さっそく寿司打で自分の実力を試してみたい!」という方は、こちらの記事へ進みましょう。私が6〜7年ぶりのプレイでいきなり全国18位(15,220円お得)を叩き出した、具体的な寿司打の攻略法をすべて伝授しています!
そしていつの日か、「これ以上スピードが上がらないな」という壁にぶち当たったとき、この記事に戻ってきてこの最適化を試してみてください。
その時こそ、あなたのタイピング速度はさらなる次元へと進化しますよ!