前回の「QWERTY配列の謎解き」、楽しんでいただけましたか?
今回のタイピング雑学シリーズ第2弾のテーマは、毎日一番強く叩かれているであろう「Enterキー」と、初心者が意外とスルーしがちな「Deleteキー」の秘密です。
「なぜEnterキーはあんなにデカいのか?」
「文字を消す時、Backspaceばかり使ってるけどDeleteと何が違うの?」
こうした身近な疑問を、現役システムエンジニアであり寿司打全国11位の私がプロ視点で徹底解説します。
毎日何気なく叩いているキーの本当の意味を知れば、あなたのキーボードへの愛着がさらに深まりますよ!
なぜ「Enterキー」はL字型でこんなにデカいの?
あなたの目の前にあるキーボードの「Enterキー」を見てみてください。おそらく、逆L字型のかなり大きなキーがついているはずです。
「Enterキーって、世界中どこでもこのサイズなんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実は海外のEnterキーは、「Shiftキー」などと同じような横長の小さいサイズが主流なのです。
では、なぜ日本のEnterキーだけがこれほど巨大に進化したのでしょうか?
その理由は、日本語特有の「漢字変換」にあります。 日本語を入力する際、私たちは「ひらがなを打つ ➔ 漢字に変換する ➔ 確定する(Enter)」というステップを踏みますよね。つまり、アルファベットをそのまま打ち込む英語圏に比べて、日本人は圧倒的にEnterキーを押す回数が多いのです。
だからこそ、「絶対に押し間違えないように」「ノールックでも叩きやすいように」と、あの巨大な逆L字型に進化したと言われています。
【筆者の思考】右手を自然に開いたときの「小指のフィット感」
私自身も、この「巨大なEnterキー」をこよなく愛する一人です。過去にノートPCで小さいEnterキーを使ったこともありますが、全く手に馴染みませんでした。
巨大なEnterキーの最大のメリットは、右手を自然にパッと開いた際、一番遠い「Enterキーの上部」に小指がピッタリと届いてくれることです。
あの絶妙な位置に小指がスッと収まり、「ターンッ!」と小気味よく変換を確定できる心地よさは、巨大なEnterキーだからこそ味わえる特権だと思っています。
「Backspace」と「Delete」の決定的な違いとは
文字を間違えて入力してしまい消したい時、あなたはどのキーを使っていますか? 多くの方は「Backspace」を連打して文字を消しがちです。では、そのすぐ近くにある「Delete」キーとは一体何が違うのでしょうか?
決定的な違いは以下の通りです。
- Backspace: カーソルの「左側(前)」の文字を消す
- Delete: カーソルの「右側(後ろ)」の文字を消す
例えば、「あいう|えお」(「|」がカーソル位置)となっている場合、Backspaceを押すと左の「う」が消え、Deleteを押すと右の「え」が消えます。
【筆者の思考】意識して使い分けるのではなく「自然と手が動く」
「プロのエンジニアなら、状況に合わせて完璧に使い分けてるんでしょ?」と思われそうですが、正直なところ「よし、ここはDeleteだ!」と強く意識して使い分けているわけではありません。
複数行にわたる文章を編集していて、矢印キーでカーソルをスッと移動させた際、「あっ、カーソルの右側にある文字を消したいな」と思った時に、自然と指がDeleteキーを押しているという感覚です。
しかし、この「わざわざカーソルを文字の右端まで移動させてからBackspaceで消す」という1〜2手の無駄を省けることが、チリツモとなってタイピング効率を大きく引き上げる隠れた要因になっています。
ナギタイピングの本音「最初から使いこなさなくてもいい!」
私視点でDeleteキーの利便さを解説してきましたが、現役SEである私から初心者の方へお伝えしたい本音があります。
それは、「最初は無理にDeleteキーを使いこなそうとしなくていい」ということです。
もちろん使いこなせれば便利ですが、優先順位として、初心者の方はまず以下のような機能を覚える方が圧倒的にコスパが良いです。
- 入力項目を切り替える「Tabキー」の便利さ
- 「Shiftキー」と「Ctrlキー」の役割の違い
- コピペなどの基本的な「ショートカットキー」
Deleteの使い分けは、中〜上級者へのステップアップの段階で十分間に合います。
ただし、これらを無意識レベルで使いこなせるようになった時の「PC操作の快適性」は群を抜いています。いずれは「自然と指がDeleteを選ぶ」領域を目指してみてくださいね!
まとめ:キーの意味を知れば、PC操作はもっと楽しくなる!
今回は、日本独自の進化を遂げた「巨大なEnterキー」の理由と、「BackspaceとDeleteの違い」について解説しました。
- Enterキーが巨大な理由: 日本語入力の「漢字変換の確定」で頻繁に使うため
- BackspaceとDeleteの違い: カーソルの「左を消す」か「右を消す」か
毎日叩いているキーボードも、その役割や歴史を知ることで愛着が湧いてきますよね。
ぜひ明日の雑談で、「なんで日本のEnterキーがあんなにデカいか知ってる?」とドヤ顔で話してみてください!
次回も、知るとちょっと自慢できるタイピング雑学をお届けします。お楽しみに!